世界初!鴨川シーワールドでオウサマペンギンの人工授精に成功

鴨川シーワールドでふ化したオウサマペンギンのヒナは、遺伝子検査の結果、採取した精液を使用した人工授精により誕生したことが確認されました。貴重なペンギンの1種であるオウサマペンギンの繁殖推進につながる科学的進歩です。人工授精及び精液の採取は米国シーワールド、ブッシュガーデンの種保存研究所ロベック博士及びその研究チームと共同で行われました。

現在、ヒナは親から口移しで魚をもらい、すでに親と同じ大きさにまで成長しています。飼育員の手から餌をもらうトレーニング中で、1日に700gほどを自分で食べ、順調に飼育が続けられています。今年夏ごろには、ヒナ特有の濃い褐色の柔らかい羽毛から大人の羽に変わり、独り立ちをいたします。
※展示については、動物の体調等により中止する場合がありますのでご了承ください。

なお、詳細につきましては、ロベック博士、その研究チーム及び我々のスタッフによる論文発表後となりますので、予めご了承ください。

オウサマペンギンの人工授精成功の意義

1.オスから用手法(器具を用いず手作業で行うこと)で採取・希釈した精液を用いた人工授精で、ふ化が可能であることを検証した。
2.飼育下のペンギン個体群は野生のペンギン保全のための教育大使としての役割を持つ。
3.この成果により得られた技術と知識が、他の絶滅危惧種を含む鳥類に応用できる可能性がある。

参考:ペンギン人工授精成功例

2014年米国 マゼランペンギン(米国シーワールド)
2016年日本 フンボルトペンギン(下関 海響館)
2016年日本 イワトビペンギン(大阪 海遊館)
2018年日本 オウサマペンギン(鴨川シーワールド)

オウサマペンギン基本情報

英名King Penguin
学名Aptenodytes patagonicus

コウテイペンギンに次ぎ2番目に大きい種類でコウテイペンギンに似た模様を有する。
南緯45-55度の亜南極圏から南極圏に分布。
産卵巣を造らずペアが交代で足の上で1つの卵を温めてふ化する。
野生の評価情報:IUCN国際自然保護合レッドリスト:軽度懸念

※オウサマペンギンのヒナの成長記録は公式ホームページ・SNSで公開中です。

「KAMO_THEATER(カモシアター)」
・2018.08.04 Vol.138 ~足元に注目!~
・2018.10.10 Vol.147 ~オウサマペンギンのヒナ成長中~

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